このページでは、「海がきこえる」のロケ地の1つである高知空港を紹介します。
説明文の後の「時間」は、「海がきこえる」DVDの該当箇所の時間を基にしています。
「フィルムBOOK」は、「ロマンアルバム エクストラ 海がきこえるフィルムBOOK」（1993年、徳間書店発行）の該当箇所のページ数を基にしています。

小浜が拓に電話していた場所です。
当時は作中同様に公衆電話が3台設置されていて、横にテレフォンカードの立派な自販機がありました。
携帯電話の普及により、現在は1台設置されているのみでしたが、後ろの柱、ATMは当時のままでした。
写真右は公衆電話が3台設置されている頃の写真です（「海がきこえるを歩く」管理人・中島秋則様より拝借）。
（時間：28分48秒、フィルムBOOK：P75・1コマ目）

これがその公衆電話です。横に両替機が設置されています。
（時間：28分55秒、フィルムBOOK：P75・2コマ目）

不安な表情で拓を待つ小浜の後ろに映っていた階段とエスカレーターです。
当時は作中同様に階段の色が赤茶色だったようですが、現在は白に塗り変えられてしまっています。
左上の案内板は当時のままでした。
（時間：30分34秒、フィルムBOOK：P78・4コマ目）

高知空港の全景です。
2003年11月、「高知龍馬空港」に愛称化されたため、看板がその名前に変わっています。
写真右は看板が変わる前の写真です（「海がきこえるを歩く」管理人・中島秋則様より拝借）。
また、空港から駐車場まで屋根が延びたため、現在は作中と同じアングルで撮影しにくくなってしまいました。
（時間30分39秒、フィルムBOOK：P78・4コマ目）　（時間56分50秒、フィルムBOOK：P156・4コマ目）

小浜に呼び出された拓が入ってきた空港の入口です。
現在は扉に貼られていた進入禁止マークは無くなり、天井に設置されている非常口ピクトグラムも小さくなっています。
（時間30分47秒、フィルムBOOK：P79・1コマ目）　（時間56分46秒、フィルムBOOK：P156・3コマ目）

入口付近のロビーです。
ロケハン当時は作中にも登場していた円形のソファがあったようですが、現在は撤去されています。
写真右はその撤去された円形ソファです（「海がきこえるを歩く」管理人・中島秋則様より拝借）。
看板とこげ茶色の椅子は、小浜が「ねえ里伽子、こんなウソついてやめよう」と言ったシーンの背景に映っています。
（時間：30分58秒、フィルムBOOK：P79・3コマ目）　（時間：31分31秒、フィルムBOOK：P80・4コマ目）

円形ソファの前で会話する拓と小浜の後ろに見えていたカウンターです。
ロケハン当時はJASも就航していたようですが、JALに吸収合併された現在はANAとJALのみが就航しています。
（時間：31分09秒、フィルムBOOK：P79・4〜5コマ目）

トイレから戻ってきた里伽子の後ろに映っていた階段です。
左前方に実際にトイレがあります。この階段も床の部分が赤茶色から白に塗り変えられていました。
また、ロケハン当時は非常口ピクトグラムが吊り下げ型だったようですが、現在は直接天井に設置されています。
（時間：31分21秒、フィルムBOOK：P80・1〜2コマ目）　（時間56分40秒、フィルムBOOK：P156・2コマ目）

「だから、ずっと前から準備してたのに」と言った後、目をこする里伽子の背後に映っていた案内板です。
作中では案内板のほぼ真下に観葉植物が置いてありましたが、現在は向こう側に移動していました。
（時間：31分39秒、フィルムBOOK：P80・5〜6コマ目）

気分が悪くて円形ソファに座った里伽子と会話する拓の後ろに映っていたカウンターです。
天井の蛍光灯の配列は同じでしたが、電光掲示板は小さくなっていました。
（時間：32分45秒、フィルムBOOK：P83・1コマ目）

待合ロビーの全景です。
作中と同じアングルで撮影することは不可能であるため、階段の踊り場から撮影しました。
薄い赤茶色の床に黄色い点字ブロックが走っているところは同じですが、その方向は違います。
（時間：32分57秒、フィルムBOOK：P83・2コマ目）

空港から出てきた拓を松野が車で出迎えたタクシー乗り場です。
作中では道路の向こう側に管制塔が見えますが、実際には反対側に建っています（写真右）。
（時間56分56秒、フィルムBOOK：P156・5コマ目）

車を降りた松野に声をかけられた拓の後ろに映っていた背景です。
柱の色は同じなのですが、天井の案内板のデザインが変わっています。
空港の窓のデザイン、窓の側に木が植えられているところは全くと言っていい程同じです（写真右）。
（時間57分01秒、フィルムBOOK：P157・2コマ目）