このページでは、「海がきこえる」のロケ地の1つである新宿駅、西新宿の超高層ビル街、拓が泊まったホテルを紹介します。
説明文の後の「時間」は、「海がきこえる」DVDの該当箇所の時間を基にしています。
「フィルムBOOK」は、「ロマンアルバム エクストラ 海がきこえるフィルムBOOK」(1993年、徳間書店発行)の該当箇所のページ数を基にしています。
新宿駅構内にあるのりば案内です。
作中に登場するそれとは設置場所もデザインも大幅に変更されています。あくまでも参考までに掲載しました。
写真右が作中に登場するものと同じデザインの案内板です(「海がきこえるを歩く」管理人・中島秋則様より拝借)。
(時間:34分05秒、フィルムBOOK:P86・3コマ目)
新宿駅の小田急線改札です。
JR線から小田急線に乗り換える際、左側の改札を通ることになります。作中では切符切りの駅員がいましたが、自動改札が導入された現在では無人になっています。右側は駅西口に出るためのJRの改札です。
(時間:34分07秒、フィルムBOOK:P86・4コマ目)
西新宿の案内図です。
作中に登場している案内図と同じものを探したのですが、残念ながら見つけることはできませんでした。
(時間:36分54秒、フィルムBOOK:P95・2〜3コマ目)
拓が泊まった「ホテルセンチュリーハイアット」です。現在は「ハイアットリージェンシー東京」に名称変更しています。
左側の建物がそのホテルで、右側は新宿第一生命ビルです。作中と同じく夕方に撮影しました。
(時間:36分58秒、フィルムBOOK:P95・4コマ目)
拓がお母さんに電話をかけていた部屋の角です。
テレビが置いてあるのは同じですが、この位置に内線電話は置いてありません。
(時間:37分07秒、フィルムBOOK:P96・2コマ目)
電話中、ドアが叩く音が聞こえて焦る拓の向こうに見えていた新宿住友ビルです。
作中とは窓の見える角度が違っています。
センチュリーハイアットはL字型をしており、外側の部屋は新宿中央公園や都庁が見える素晴らしい眺望なのに対し、拓が泊まった内側の部屋は目の前にこのビルが建っていることもあって眺望があまりよくありません。宿泊料も内側の部屋の方が安くなっています。
(時間:37分33秒、フィルムBOOK:P97・1〜3コマ目)
部屋の入口のドアです。拓がドアを開けるとそこには里伽子が立っていました。
作中のドアは廊下側にドアが開くようになっていましたが、実際には部屋の中に開くようになっています。
ドアのデザインも全く違います。また、このシーンで拓が泊まった部屋は1561号室と分かりますが、センチュリーハイアットには1フロアに四十数部屋しかないので、この部屋番号は存在しません。
(時間:37分39秒、フィルムBOOK:P97・4コマ目)
里伽子が泣きながら部屋の中に入ってくるショットです。作中同様、ドアのすぐ左側にクローゼットがあります。
(時間:37分46秒、フィルムBOOK:P98・1〜3コマ目)
里伽子が振り返って拓に飛び込んでくるショットです。
実際の部屋の入口付近は壁が入り組んでいて、作中のように窓の外まで見ることができません。
(時間:37分59秒、フィルムBOOK:P98・4コマ目)
カットが切り替わり、里伽子が拓に飛び込んでいくショットです。
後ろに見えるクローゼットの扉のデザインが全然違います。
(時間:38分04秒、フィルムBOOK:P98・5コマ目)
泣いている里伽子の肩に拓がそっと手を置くショットです。
壁が入り組んでいるため、入口のドアを全部見ることはできません。また、ライトの位置も違います。
(時間:38分18秒、フィルムBOOK:P99・4コマ目)
ホテルの冷蔵庫です。
作中同様にビールとポカリスエットの缶、ミネラルウォーターのペットボトルが入っていました。
(時間:38分26秒、フィルムBOOK:P100・1〜2コマ目)
テレビ台の下に冷蔵庫が設置され、その横に椅子があるのは作中と同じでした。
(時間:38分33秒、フィルムBOOK:P100・3コマ目)
里伽子がコークハイを飲むショットです。作中同様に部屋の角にライトがありますが、ベッドの向きが90度違います。
(時間:38分42秒、フィルムBOOK:P100・5コマ目)
拓がコークハイを一気に飲み干す里伽子に驚くショットです。
作中ではこの位置に大きな鏡が置いてありましたが、実際には何もありませんでした。
(時間:38分49秒、フィルムBOOK:P101・1〜2コマ目)
里伽子2杯目のコークハイを自分で持ってきて、再びベッドに座るショットです。
ベッドのデザインは全然違いますね。
(時間:39分48秒、フィルムBOOK:P103・3〜4コマ目,P104・1コマ目)
ベッドからクローゼットの方を見た時のショットです。
壁が入り組んでいるため、残念ながらクローゼットを直接見ることはできません。
(時間:39分58秒、フィルムBOOK:P104・2〜3コマ目)
ベッドから立ち上がり、テレビに電源を入れる拓のショットです。
(時間:40分23秒、フィルムBOOK:P105・1〜3コマ目)
里伽子が寝てしまい、飲みかけのコークハイを拓が横の台に置くショットです。
3つ上のショットとは微妙に角度が違います。作中同様コークハイを作り、飲みかけを台の上に置いてみました(笑)。
(時間:40分41秒、フィルムBOOK:P105・6コマ目)
クローゼットの中です。作中と違って、ここには毛布は置いてありませんでした。
(時間:40分44秒、フィルムBOOK:P106・1コマ目)
拓が里伽子に毛布をかけ、一息するショットです。
(時間:40分49秒、フィルムBOOK:P106・4コマ目)
ホテルのバスルームです。
トイレの向き、風呂の蛇口の位置が作中と反対になっています。
(時間:41分01秒、フィルムBOOK:P107・1コマ目)
天井から見たバスルームです。
作中では、写真左のトイレの位置に洗面所がありましたが、実際にはもっと右側に90度違う角度で設置されています。
写真右がその洗面所で、こちらは作中のそれとよく似ていました。
(時間:41分08秒、フィルムBOOK:P107・4コマ目)
朝のセンチュリーハイアットです。ゴールデンウィークに撮影しましたが、影の形は作中のようにはなりませんでした。
(時間:41分14秒、フィルムBOOK:P108・1コマ目)
朝の部屋です。窓を向いて左側の部屋の角には、ソファではなく机が置いてあります。
(時間:41分23秒、フィルムBOOK:P108・3〜4コマ目)
里伽子に部屋を追いだされた拓が西新宿を散策する時の最初のショットです。
東京都議会議事堂の横から撮影しました。作中同様、左側にモニュメントが見えます。
写真右はモニュメントの名称と制作者の名前です。1991年に造られたようですね。
(時間:41分47秒、フィルムBOOK:P109・2コマ目)
拓が西新宿を散策する時の2番目のショットです。陸橋の上を拓が渡ります。
背後に見えるビルの形は全く同じなのですが、木が生長したために景色が見えにくくなっています。
(時間:41分52秒、フィルムBOOK:P109・3コマ目)
拓が西新宿を散策する時の3番目のショットです。
手前にあるトーカン新宿キャステールのビルは当時のままなのですが、右側にBMWの店舗が入っている西新宿KSビルが建てられたため、現在では作中のように全体を見ることができなくなってしまいました(写真左)。
また、背後に見える当時は建設中だった新宿パークタワーが現在では完成しています(写真右)。
(時間:41分56秒、フィルムBOOK:P109・4コマ目)
拓が西新宿を散策する時の4番目のショットです。
後ろに見える東京都議会議事堂のデザインは同じなのですが、作中では街灯がありませんでした。
(時間:42分05秒、フィルムBOOK:P111・1コマ目)
ホテルの廊下です。雰囲気は近いですが、作中とは床の色が全く違います。
(時間:42分23秒、フィルムBOOK:P112・1〜2,4〜5コマ目)
里伽子からの内線電話を受け取る拓のショットです。窓の外に新宿住友ビルが見えます。
前日の夜も似たようなショットがあるのですが(拓がお母さんに電話するシーン)、新宿住友ビルの窓の角度が違っています。背景画のミスでしょうか。
(時間:42分58秒、フィルムBOOK:P113・4コマ目)
ホテルのティールームです。
作中では窓の外に新宿住友ビルが見えますが、実際にはその反対側にある新宿中央公園が見えます。
現在はティールームがリニューアルされ、店名も変わっています。
写真右がリニューアルされる前のティールームです(「海がきこえるを歩く」管理人・中島秋則様より拝借)。
店名は「Boulogne(ブーローニュ)」で、作中と同じような机や椅子が並べられていたようです。
(時間:43分19秒、フィルムBOOK:P114・5コマ目)
ホテルのドアには作中同様のぞき窓がありました(写真左)。
(時間:45分35秒、フィルムBOOK:P120・3コマ目)
写真右はのぞき窓から見える廊下です。作中では里伽子が立っていました。
(時間:45分37秒、フィルムBOOK:P120・4コマ目)
部屋を出ていく里伽子を拓が見送るショットです。
窓の外に新宿住友ビルが見えます。作中同様、ブラインドが上げられている部屋、下げられている部屋と様々あります。
このショットで新宿を舞台にしたシークエンスが終わります。
(時間:46分48秒、フィルムBOOK:P123・3コマ目)
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